スプリング銃というと非力であるというイメージがありますが、このハッサン MOD135について言えばプリチャージ式空気銃に引けを取りません…というよりパワーでは凌駕しているのではないでしょうか。
先日、射撃場で初速だけを計測してみたところこのような結果になりました。例によってFXプレミアムペレット 5.5mm(16gr/1.03g)を使用しています。
1188.4ft/S ≒ 50.15ft/lbs
とんでもないパワーです。前後でも900~1000ft/sの初速が出ていたので、計測ミスではないでしょう。スプリング銃は使用しているうちにシリンダー、ピストンの温度が上昇することでオイルの潤滑性が向上し、ピストンのスピードアップ→初速アップになるようです。
ちょっとこれだけ初速が高いということは、スプリングのテンションは硬いというわけでピストンにかかる負担はかなりのものであることが想像できます。
この日は銃にスコープを搭載していなかったので、集弾性のテストはできませんでした。これだけのスピードだとかなりバラバラの集弾だと思います。16grの弾では軽すぎるので21gr以上の弾が適切かもしれません。
パワー重視ならばハッサン、命中精度重視ならばエアアームスTX200という選択肢になります。もちろんバイラーク、ダイアナ、コメタなどのライバルがひしめきあっているので、いずれスプリング銃戦国時代が到来するかもしれませんね。